M.Kさん
私が入社したときには、みんなの銀行のシステム開発を担うゼロバンク・デザインファクトリー株式会社(以下ZDF) は設立されていましたが、みんなの銀行は設立準備会社もありませんでした。そのため、入社前に“ZDFはゼロから勘定系システムを作る会社”と聞いても、その意義を見いだせていませんでした。しかし、私が入社した2019年8月に機を同じくしてみんなの銀行設立準備会社が立ち上がり、その内容を見て、「このためにゼロから作るのか!」と納得すると共に、興奮したのを今でも覚えています。前職でも金融系でインフラ中心にエンジニアをしていて、クラウド基盤も使った経験はありましたが、クラウド上で勘定系システムをモダンな形でゼロから構築する、というのは当然経験もなく不安もありました。ただ、望んでもなかなかやらせてもらえる機会が得られる事ではありませんし、自身のスキルの幅も深さも更に高められると、モチベーション高く臨むことができました。困難なことも多々ありましたが、このような機会を与えてもらえたことに大変感謝しています。
クラウド基盤の設計・構築を中心に携わってきていますが、会社をゼロから立ち上げているため、それに伴うネットワーク環境や業務用パソコンの準備、銀行ネットワークとの接続に必要なオンプレミス環境の構築、データセンター内の基盤の設計・構築なども含めインフラ技術面全般をテクニカルリードとして担当してきました。初期構築が落ち着いた後は、アプリケーションアーキテクチャ領域もその範疇として担当しています。昨今は生成AI など新技術の検証やPoC 環境の構築、検証用ツールの準備=プログラミングなども実施しています。銀行業はお客さまから信頼していただけることが第一であり、お客さまの資産・情報を正しく管理することがその信頼に繋がります。そのため、これらをクラウド上で問題なく運用する必要があります。セキュリティと利便性は相反する部分が多くありますが、これを高い次元で両立する、ということがとても難しくもあり、チャレンジングな領域でもあると感じています。今後もテクノロジーを駆使してより安全で使いやすい環境を目指して取り組んでいきたいと思います。
対顧客という観点では、お客さまに寄り添う姿勢や、徹底的にフリクションレスを目指している=使い易い、つまりユーザーフレンドリーな銀行だというところが最大の魅力だと思います。社員として感じる魅力は、それを実現するためにデジタルテクノロジーを中核に据え、テクノロジードリブンで解決することをよしとする文化や、デジタルバンクというチャレンジングなことに取り組んでいることから皆が常に前を向いていること、また銀行業務に携わるメンバーとITに携わるメンバーが一体で取り組む体制ができている点だと思います。組織自体もフラットで、経営層を含め距離感が近く、CIO に直接何でも相談できる“ワイガヤ時間”といったものもあります。また、これらの魅力を各自が体現していくにあたっての7つの仕事の流儀「INSIGHT」もわかり易く、且つ、風化・形骸化させないようにするためのINSIGHT部会という名前の啓蒙・浸透活動があるのですが、自ら手を挙げて業務の一環として参画することが可能な点も大きな魅力だと思います。
仕事では怖い人と思われがちですが、人見知りで何を話していいかわからなくなっちゃうだけなんです。(笑)そんな私はゲームやアニメ、カラオケが好きかな。いい歳なので健康に気を付けてウォーキングとかしていきたいですね。